2017年01月11日

抑制カボチャの試食結果

昨年の秋から何度か記事にしている抑制カボチャ。
34個収穫したうち22個を試食して傾向がわかったのでそのご報告です。

結論から言うと、それなりにおいしいものも中にはあるものの、その数は少なく、全体として納得できる味ではありませんでした。
外見は立派だし、味もまずくはないのですが、目指す水準には達していないので…
というわけで、商品化は急がず、今年もまた試行錯誤することに。

というわけで、おいしいカボチャをつくるという点では失敗だったのですが、試験としては有意義でした。
例えば、(今回の試験に限った話ですが)おいしかったカボチャとそうでないカボチャに外見上の違いがあったこと。

おいしいカボチャ。
PA150540.jpg

そうでもなかったカボチャ。
PA150522.jpg

何が違うかわかるでしょうか?

答えは、果梗(つると実をつないでいる部分)のコルク化の程度、です。
おいしかったカボチャは果梗が真っ白になるほどコルク化していますが、おいしくなかった方のカボチャは緑色の部分も見えます。
春播きのカボチャではこれくらいコルク化していればおいしかったように思いますが、抑制栽培では違うようです。
中には、カボチャ側しか果梗が太くならず、細い部分はほとんどコルク化しなかったものもあります。

何でそんな違いが出るのかというと、たぶん根やつるが途中で傷んでしまったからだと思います。
播種時期や着果位置、着果個数よりも、遅くまでつる(特に株元)がしっかりしていたかどうかの影響を強く受けているようです。
まあ、当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
種屋さんの話でも、抑制栽培はつる持ちが悪い、と言われていましたが、まさにその通りでした。
カボチャはつるの途中からも根を出すので、株元が枯れてもつる全体が枯れることはありません。
実際、上のおいしくなかった方のカボチャでも、つるはしっかり緑色をしているのがわかると思います。
つるや葉が生きてればある程度の光合成はできると思うのですが、それでもやはりダメなようです。
うどんこ病が蔓延して葉が傷んでしまったことも原因の一つかもしれませんが、それだけではなさそうな気がします。

結局、わからないことはまだまだたくさんありますが、収穫期までつるがしっかりしていればおいしいカボチャができるかもしれない、ということはわかりました。
今年は、どうしたら最後まで根やつるを元気に維持できるか、ということに取り組みます。

タグ:カボチャ
posted by airpotato at 19:08| Comment(0) | 農業・生物
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