2017年03月01日

サトイモの種芋の貯蔵

当地は冬の寒さが厳しいので、サトイモの種芋を貯蔵するときは、本格的な寒さが来る前に株ごとそっと掘り取って、そのまま深さ1mくらいの穴の中に入れておきます。

これはこれで良いのですが、売り物にならないサトイモ(小さすぎや割れなど)も種芋にできればいいのにな〜、と思うわけです。
特に重さ20〜30gの芋はそれなりの数があるし、市場の規格なら20gまで売れないことはないのですが、1つ当たりの値段はかなり安くなるし、種芋にすればそれなりの芋が収穫できるので、売るより種芋にした方がメリットがあるのではないかと思います。

しかしこれには当然問題があります。
一つには、小さい芋ばかり種にすると、小さい芋がたくさんできる系統が混ざっていた場合に、そのような系統の種芋がたくさん残ることになるので、長期的にはそのような系統が優占してしまうということ。
二つ目は、傷口は病原菌の侵入を受け(または病原菌が繁殖し)やすいので、それを植えた圃場に病原菌を持ち込む確率が上がるということ。
そして三つ目は、そもそも傷口のある芋を翌春まで貯蔵できるのか、ということ。
一つ目と二つ目の問題については、実際にどれくらいの影響があるのかきちんと評価しなければいけないのですが、そもそも三つ目の問題を解決しないと実用化はできません。
これについては今までの経験上、貯蔵できなくもない、という感じです。
実際、一昨年収穫した芋の小さいもの(20〜30g)を貯蔵して去年植えたところ、それなりに育ちました。
植えるまでに傷んでしまう芋もある程度あるのが実情ですが、元々売れない芋であることを考えると、割に合うような気がします。

ちなみに、去年作った芋からも種を取っているのですが、やはり貯蔵状態の良くないものもあります(-_-;
P3011003 (640x480).jpg

右側の芋などは、上面に大きめの切り口があるのですが、健全な部分と病原菌の侵入を許してしまった部分がはっきりしていて興味深いものです。
何が違うんだろう…?
タグ:サトイモ
posted by airpotato at 22:28| Comment(0) | 農業・生物
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